内容説明
日本列島・朝鮮半島で出土する古墳時代の土器に焦点をあて、その製作技法の緻密な分析をとおして、それぞれの地域的特徴を探りつつ、日韓の人の移動と交流の一様相を丹念に描き出す。
目次
第1部 須恵器生産と年代(須恵器生産のはじまり;須恵器の編年と年代観;陶邑TK87号窯出土の樽形土器の再検討)
第2部 列島出土の朝鮮半島系土器と渡来人(日本の軟質土器と渡来人;朝鮮半島系土器から見た日韓交流;関東の朝鮮半島系土器と渡来文化;長野県飯田市新屋敷遺跡出土の百済・栄山江流域系土器;市川市出土の新羅土器;古墳出土の土器の特質)
第3部 百済と栄山江流域の土器(栄山江流域の土器生産とその様相―羅州勢力と百済・倭の関係を中心に;栄山江流域の土器―霊光鶴丁里大川古墳群出土土器の再検討;百済泗〓(び)期の風船技法で製作された高台付椀
朝鮮半島と日本の底部糸切り離し技法
韓国出土の須恵器
須恵器系土器と〓(はんぞう)について
土器から見た倭と栄山江流域の交流)
著者等紹介
酒井清治[サカイキヨジ]
1949年、岐阜県生まれ。駒澤大学大学院人文科学研究科修士課程修了。現在、駒澤大学文学部教授、博士(日本史学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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