内容説明
目下、調査研究の第一線にある研究者の手になるエジプト古代文明の考古学的概説書。平易な語り口と豊富な写真・図版によって明らかにされるピラミッドとオシリスの世界。
目次
序章 実年代と自然環境
第1章 農耕・牧畜の開始と土器の出現
第2章 統一王朝の出現と初期王朝時代の王墓
第3章 ピラミッドの成立と変遷
第4章 オシリス信仰と聖地アビュドス
第5章 ヒクソスの支配とテル・アル=ダバア遺跡
第6章 王家の谷の新王国時代の王墓
第7章 新王国時代の王宮都市
第8章 新王国時代のネクロポリス・テーベ
第9章 「海の民」の活動と東地中海世界―フィリスティア人を中心として
第10章 タニスの王墓と第3中間期の墓制
第11章 プトレマイオス朝の王都アレクサンドリア
著者等紹介
近藤二郎[コンドウジロウ]
1951年東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科史学(考古学)専攻博士課程満期退学。1976年以来、早稲田大学古代エジプト調査隊の一員としてエジプト各地の発掘調査に参加、1981年10月から2年間カイロ大学考古学部留学。早稲田大学文学部助手、早稲田大学古代エジプト調査室嘱託、同理工学総合研究センター客員講師などを経て、早稲田大学文学学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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