内容説明
近年の新しい資料と研究動向を的確に見据えて古墳時代研究の到達点を総括し、気鋭の研究者の論考により展望する。
目次
総論 古墳時代における環境と地域間の相互作用
1 地域間関係の再編と拡散および拡大(遠隔地からの移住と融合;耕地開発と集団関係の再編;古墳文化の多元性と一元性)
2 中国・朝鮮半島の動向と日本の古墳時代(中国諸王朝と古墳文化の形成;朝鮮半島諸国と古墳文化;栄山江流域における前方後円墳築造の歴史的背景)
3 日本列島の北側と南側からの作用(続縄文・擦文文化と古墳文化;東北北部と古墳文化;九州南部と古墳文化;貝塚時代後期文化と古墳文化)
4 技術・イデオロギー・人的交流と時代の潮流(渡来人がもたらした新技術;馬匹生産の開始と交通網の再編;仏教の流入と古墳文化)
著者等紹介
一瀬和夫[イチノセカズオ]
1957年生。現在、京都橘大学教授
福永伸哉[フクナガシンヤ]
1959年生。現在、大阪大学大学院教授
北條芳隆[ホウジョウヨシタカ]
1960年生。現在、東海大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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