内容説明
温暖化にともなう自然環境の変化、あるいは地震や津波、火山の大爆発など自然災害に人間がどう向き合うべきかといった問題意識を軸に、人類史において人間が、激しく厳しい気候変動と如何にたたかってきたかを、地質学や人類学の成果を援用し簡明かつ的確に考古学的につづる。
目次
第1章 極寒期を現生人類はどう生き抜いたか(現生人類(ホモ・サピエンス)の出アフリカ
クロマニヨン人の文化)
第2章 更新世/完新世移行期の急激な気候変動に人類はどう対応したか(マドレーヌ文化;ナトゥーフ文化;縄紋化のプロセス)
第3章 生活世界と超自然界をつなぐ女性像(西アジア;バルカン諸国;日本列島;土偶とは何か)
付章 気候変動と人類の進化(サルからヒトへ;ホモ(ヒト)属の登場
アフリカお出る
ホモ・ハイデルゲルゲンシス
ホモ・ネアンデルタレンシス)
著者等紹介
安斎正人[アンザイマサヒト]
1945年中国(東北地方・海城)に生まれる。1970年東京大学文学部考古学科卒業。1975年東京大学大学院人文科学研究科博士課程退学。現在、東北芸術工科大学東北文化研究センター教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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