内容説明
幼少期を開拓地満州で過ごし、広島の田舎町でピカドンを目にした著者が、紆余曲折ののち料理人の道に生きた日々を追憶しつつ、一市井人の目に映った昭和史を活写する。
目次
銃後の少年
私の母
父と私
蜩
希望の世代
二本の桜
包丁の旅
様変る街と人と
真理
ひとすじの道
金のタマゴ
現金
事件
著者等紹介
増原一眞[マスハラカズマ]
1931年旧満州大連市に生まれる。1943年広島県三次中学入学。1945年備後十日市駅前で広島のピカドンを目撃。三次中学を中退後、闇商人、町工場の職工、山村労務者と流れ紆余曲折の後、料理人の道に進む。現在、有限会社「まっさん」代表取締役社長、株式会社「ディア四日市」代表取締役社長、同人誌『海』同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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