内容説明
編者の東京大学退任を契機に、目下第一線で活躍する研究者が琉球、台湾、ベトナム、オセアニアなど日本から南方へと広がる海につながる地域を舞台に、最新の情報を多様に持ち寄り南海の考古学の魅力を豊かに描き出す。
目次
ヘーガーI式銅鼓の南方海域への展開―その年代と歴史的背景
鋳造技術からみたヘーガーI式鼓に関する考察
ハノイ郊外コーロア城における鋳造炉遺構
銅鼓研究と漢籍史料
「サーフィン‐カラナイ土器伝統」再考
考古学から見た台湾の排湾(パイワン)文化の起源
南琉球の先史文化と東南アジア
日本出土ベトナム陶器の生産地―フエ・フックティク窯業村の調査
アジア東部島嶼地域における近世瓦文化―蝦夷~八重山
近世の薬種需要と唐薬貿易―中国製唐薬瓶の分析から
接合法から考える土器技術論―パプア・ニューギニア東部の土器作り民族誌から
著者等紹介
今村啓爾[イマムラケイジ]
1946年、東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退、博士(文学)。現在、東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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