内容説明
隼人=「夷狄」とする従来の歴史観に疑問を呈し、律令国家によって「擬似民族集団」として征服の対象とされた彼らの抵抗と戦いの歴史、また班田制の完全適用によるその消滅を描き、律令政府の支配の論理を解明する。
目次
第1章 古墳時代の南九州
第2章 隼人の登場
第3章 隼人の戦いと国郡制
第4章 隼人支配の特質
第5章 隼人の「消滅」
第6章 平安時代前期の南九州
第7章 平安時代中期の南九州
著者等紹介
永山修一[ナガヤマシュウイチ]
1957年宮城県に生まれる。1980年東京大学文学部国史学科卒業。現在、ラ・サール高等学校・中学校教諭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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