内容説明
貴族の生活を支える経済基盤や国司制度の実態、菅原道真と天神信仰など、多彩な史料から貴族の政治的・社会的諸相を描き出す。付編として三善清行「意見十二箇條」の詳細な注解を収録。
目次
貞観新制の基礎的考察
事力考
皇位をめぐる陰謀―平城天皇と薬子
菅原道真と天満宮―神になった悲劇の文人貴族
『北山抄』と藤原公任
「光源氏」家の経済基盤
平安貴族の虚像と実像
十世紀の地方政治―いわゆる国司の非政
国司の交替
古代政治思想一斑
貴族と武士
平安貴族の諸相
著者等紹介
阿部猛[アベタケシ]
1927年山形県に生まれる。1951年東京文理科大学史学科卒業。北海道教育大学、東京学芸大学、帝京大学に勤務。現在、東京学芸大学名誉教授、文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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