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出版社内容情報
血液型で病気のリスクが2倍近くも変わる! 遺伝子レベルで解明されつつある、がん、心疾患、脳梗塞、感染症等と血液型の深い関係。胃がんのリスクが高いA型、ピロリ菌に弱いO型──血液型で病気のリスクが変わる!
がん、消化器潰瘍から、エコノミー症候群、脳梗塞、心筋梗塞、ノロウイルスなど感染症まで、遺伝子レベルで分かってきた驚きの関係を探ります!
血液型を決める遺伝子のはたらきが解明されたのはわずか20年前。以降、分子生物学的な研究と大規模な疫学調査によって、血液型と病気の関係が次々と明らかになってきたました。日本では「血液型性格診断」のせいで研究分野としては片隅に追いやられている血液型ですが、医学がゲノムレベルになったことで海外ではたいへん注目されており、アメリカの国立がんセンターなど権威ある機関による研究やスウェーデンの全国民調査などが行われ注目を集めています。世界の最新の研究成果を紹介し、合わせて遺伝子・細胞レベルでの血液型の謎をひもといていきます。
膵臓がん O型に比べB型は1.72倍のリスク。
胃がん O型に比べA型は1.20倍のリスク。
胃・十二指腸潰瘍 非O型に比べO型は1.35倍のリスク。
エコノミー症候群(肺塞栓症) O型に比べ非O型は1.86倍のリスク。
脳梗塞 B型、AB型はO型と比べて1.59倍のリスク。
心筋梗塞 ある種のA型はO型と比べて1.23倍のリスク。
ピロリ菌 細胞レベルでO型物質に結合しやすい
5人に1人はウイルス感染に強い「非分泌型」
etc.
永田 宏[ナガタ ヒロシ]
著・文・その他
内容説明
血液型を決める遺伝子のはたらきが解明されたのはわずか20年前。以降、分子生物学的な研究と大規模な疫学調査によって、血液型と病気の関係が次々と明らかになってきた。その最新の成果を紹介。
目次
第1章 血液型とは何か(100種類以上もある血液型;血液型の発見 ほか)
第2章 がんと血液型(がんに罹りやすい血液型が分かった;世界全体で見た血液型の分布 ほか)
第3章 血栓症―脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす原因(血も固まる怖い話;固まりやすい血液型は? ほか)
第4章 感染症と血液型(年間100万人が命を落とす最強の感染症マラリア;日本でもマラリアが流行っていた ほか)
第5章 血液型と寿命は関係するか(コーカサスの長寿村はウソだった!?;いちばん長生きな血液型は…? ほか)
著者等紹介
永田宏[ナガタヒロシ]
1959年生まれ。長浜バイオ大学教授。85年、筑波大学大学院理工学研究科修士課程修了。理学修士(筑波大学)、医学博士(東京医科歯科大学)。大手医療機器メーカー、大手通信会社等で医療情報システムの研究に従事した後、鈴鹿医療科学大学教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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calaf
みみりん
ひろにぃ(雑学大好き)
te_R9
macho