出版社内容情報
記紀の伝承ほか史料的にきわめて限られた伊勢神宮原初期の歴史の解明を民俗学や民族学の成果で補い、謎に満ちたその成立の真相に迫る。
内容説明
記紀の伝承のほかには史料的にきわめて限られた伊勢神宮原初期の歴史を、民族学あるいは民俗学の成果を援用して解明し、その成立の真相にせまる。
目次
1 記紀の伝承と斎宮
2 「神宮」の創設とその意義
3 書紀の「斎王」選定伝承と大嘗祭の本義
4 スサノヲの神格とオホゲツヒメ型の神話
5 大解除の祓柱と生贄をめぐる問題
6 古代伊勢の風土と歴史
7 外宮豊受神と日本海域の月神信仰
8 用明即位前紀の伊勢神宮・「日神の祀」と蘇我氏の政権
9 天照大神伊勢遷祀の伝承と「蘇我国」―多気大神宮成立と関連して
10 「斎宮」の復活と伊勢神宮の再編(結論)
著者等紹介
本位田菊士[ホンイデンキクシ]
1933年大阪府に生まれる。1965年早稲田大学大学院文学研究科日本史専攻博士課程単位取得退学(文学博士)。1964年~1994年兵庫県下公立高校教諭。2001年3月まで姫路獨協大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。