出版社内容情報
香川県のいくつかの町の古地図を現地図と重ね合わせ、往時の状況を伝える絵画資料とともにかつての町の姿を今によみがえらせる。
目次
1 道のくねり―さぬきのへんな道(丸亀の本町通りの東はし;坂出の「斜め地帯」 ほか)
2 『高松城下図屏風』に迷う―三百五十年前の高松(水辺の町・本町二番地;むかしそのまま―法泉寺南門とメシ屋通り ほか)
3 『二十四の瞳』の世界―『大日本職業別明細図』(小豆島;高松港の「待合所」―旧高松港管理事務所 ほか)
4 昭和三年を歩く(土庄町;池田村 ほか)
著者等紹介
井上正夫[イノウエマサオ]
1964年、香川県生まれ。京都大学博士(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sofia
38
買ってしばらく積読していた本。個人的にはとてもおもしろかった。丸亀、高松、小豆島などを古地図を見ながらさまよう本。高松城下図屏風や昭和3年地図は個人的に知っている地理があるので楽しい。残念なのはこの本が出版されてから市街地の再開発でもう既にないところもある。ちょっとブラタモリっぽい。2019/06/22
それいゆ
28
もう30年近く前に廃業したのですが、自宅の遍路宿が昭和3年の古地図に載っています。私が小さかった頃は、おもに鳥取や兵庫県北部から積雪で農閑期となる季節に小豆島八十八カ所巡りのお遍路さんたちが来て、毎日のように泊まっていました。1週間かけて歩いて霊場を巡るので、島の各地に遍路宿がたくさんありました。一日に120人泊まっていたので朝早くから忙しく、布団を敷き、豆炭アンカを50円で貸し、風呂炊きの手伝いをしていました。自分が風呂に入るときには、湯に浮かんでいる垢を風呂桶ですくってから湯につかっていました。2013/09/18
-
- 和書
- 境界例 精神科mook