内容説明
貴族院は敗戦後消滅し参議院に継承された。しかしノブレス・オブリージュを本分とした貴族院の存在意義は後者に継承されることはなかった。本書はかつて帝国議会の一翼を担った貴族院の足跡をたどり、その歴史的意味をさぐる。
目次
第1章 議会制度導入と貴族院の組織
第2章 初期議会と貴族院
第3章 官僚派の牙城として
第4章 政党政治と貴族院
第5章 戦時下の貴族院
第6章 貴族院の終焉
著者等紹介
内藤一成[ナイトウカズナリ]
1967年愛知県生まれ。1996年日本大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。2004年青山学院大学にて博士(歴史学)を取得。現在、宮内庁書陵部主任研究官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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