内容説明
国内のみならず、編年など先進的研究事例をもつヨーロッパのケースをふまえ、世界との対比の中で日本列島の旧石器文化を検証する。石器型式や石材の流通、分布と地域差などから描きだす社会構造の問題、14C分析の暦年較正と実年代のとらえかたなどにも言及。旧石器研究の到達点と展望を示す。
目次
第1部 問題の射程とその基礎(人類史の問題圏―あらたな人類史のはじまり;人類進化とコミュニケーション;旧石器時代研究における年代の階層性)
第2部 日本列島と東アジア―石器・地域差・背景(ナイフ形石器の地域性;石器石材の運搬について;黒曜石の近距離・遠距離移動の接点 ほか)
第3部 中部ヨーロッパ―最終氷期・後氷期の人類とその編年(長編年と短編年;中部ヨーロッパの最終氷期と人類の適応;氷期・後氷期移行期の環境と人類―中部ヨーロッパ南部の編年の諸問題 ほか)
著者等紹介
小野昭[オノアキラ]
1946年新潟県上越市生まれ。1969年明治大学文学部卒業。1971年岡山大学法文学専攻科修了。奈良国立文化財研究所所員を経て岡山大学法文学部助手。西ドイツ(当時)フランクフルト大学、テュービンゲン大学の考古学研究所に学ぶ。1981年新潟大学人文学部助教授(’91年同教授)。1995年東京都立大学人文学部(現首都大学東京)教授(’05年同大学院人文科学研究科教授)。2001年博士(文学)、北海道大学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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