内容説明
町じゅうが映画ファンだったあの頃―木札の入場券、上映を知らせる弁士の笛の音、履物を預けドーナツ片手に見入った東西の活動写真の数々。サイレントからトーキーへ、大正・昭和初期の映画黄金時代を、記憶も鮮やかに生き生きと語りつくす。
目次
サイレントからの第一歩
見せる心がまえ
映画が体じゅうにしみこんで
町じゅうが映画のファンだった時
映画が私の吸う空気だったころ
神戸の“ぜいたく”と映画の“ぜいたく”
火の粉を火の蝶と見てこわがった
外国製の映画ポスターとの出逢い
ハリウッド1920への道
映画館が生きものだったころ〔ほか〕
-
- 和書
- 家族をつなぐ餃子の時間