出版社内容情報
様々な考古資料を手がかりにしつつ、従来の研究もふまえながら、集落・村落組織の把握がいかにして可能なのかを問う刺激的な論集。
内容説明
集落研究の最新の成果を集成!日本の先史・原始時代の集落研究は、世界的にも注目すべき業績をうみだしてきているが、本書は個別地域や時代史の枠にとどまることなく、通史的な立場から集落にかかわる諸論考を集成し、最新の研究水準を世に問うべく編まれた。
目次
旧石器時代における石斧の様相―関東・中部地方を中心として
炉のない住居
縄紋竪穴住居跡のライフサイクルと時間
縄文中期型環状集落解体への序章―「時(クロノス)」としての土器からみた「場(トポス)」としての集落変遷
曽利3式土器の伝播と変容
東北地方出土の安行系・滋賀里系土器からみた地域間交流
多摩ニュータウンNO107遺跡縄文人の婚姻と社会
北上川流域における縄文時代晩期および弥生時代の占地特性
石狩低地帯北部の続縄文時代石器群
伊豆山木遺跡の弧帯文のある木製品
地域と集団―林論文と縄文文化へのオマージュ
著者等紹介
林謙作[ハヤシケンサク]
1937年、東京生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。1995年、北海道大学文学部北方文化論講座教授。2001年、同上定年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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