内容説明
本書は、著者がこれまで日本列島で出土した楽器、もしくは楽器と推定される遺物について、数多の報告書・専門書を渉猟し、可能な限り実物に当たって観察・記録し、分析し、整理・体系化したものである。
目次
第1部 「音楽考古学」試論
第2部 出土楽器各論(体鳴楽器;膜鳴楽器;絃鳴楽器;気鳴楽器;その他の「楽器」といわれている遺物―弓弭状有栓骨角製品)
感想・レビュー
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蛇の婿
8
日本において『音楽考古学』は比較的新しい…というかまだまだ始まったばかりの学問であるようです。とはいっても、この本の出版は初版が1998年の12月ですから、私がこの本を手にとって読むまでに既に20年が経過しているわけですが。 特に私が面白いと思ったのが土鈴ですか。10センチほどの大きさでたいして大きな音は鳴らない。どうやって使ったんだろうってお手玉でしょそれ…いや証拠とかないけどw…いろいろ興味深いです。私は学者じゃないので証拠が無くても勝手に想像して遊べる。こういう本は夢が広がります。実に興味深く読了。2019/01/16
陽香
1
199812202013/12/07