内容説明
天下分け目の関ケ原の戦いから400年。日本の首都である「江戸‐東京」のまちを徳川家康はどう築いたのか。そして21世紀の課題である「東京大都市圏」を睨んだまちづくりはどうあるべきか。この答えは、徳川幕府が築いた都市づくりの歴史にある。徳川幕府と近代の「江戸・東京」400年の歴史を振り返りながら、21世紀の都市づくりの方向を模索した。
目次
第1部 近世都市・江戸(防衛都市の建設―「統治」;都市の防災構造化と輸送路の整備―「流通」;祝祭都市づくり―「粋・活き」)
第2部 近代都市・東京(帝都の建設―「威信」;産業都市の整備―「効率」;生活・交流都市づくり―「多種多様」)
著者等紹介
河村茂[カワムラシゲル]
1949年東京都生まれ。日本大学理工学部卒業。’73年に東京都庁に勤務。都市計画局で土地利用、再開発・開発企画等を担当。この間土地利用現況を全数調査・数値化し「東京の土地利用(1981)」にまとめる。副都心整備計画(’97年)を策定。台東区建築課長として景観形成容積率ボーナス制度、定住まちづくりリンケージ制度創設、建築緑化推進要綱策定。現在東京都都市計画局地域計画部土地利用計画課長。技術士(都市・地方計画)。主な著書に「新宿・街づくり物語」共著に「都市建築企画開発マニュアル」がある
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