内容説明
アンジェラ・カーターはこの作品の中で、聡明で冷静で行動的な若い女性を主人公とする不思議な魅力を持つ童話を紡ぎだしている。伝統的なおとぎ話の様式を用いて、新鮮で独創的な物語を非常に満足のいく結末へと導いていく。エロス・キースの色彩豊かな挿絵は、このファンタジーの世界を際立たせ、読者の目も心も楽しませる。
著者等紹介
カーター,アンジェラ[カーター,アンジェラ] [Carter,Angela]
1940年、イギリスのサッセクス州イーストボーンに生まれる。ブリストル大学で英文学を学び、1966年に『シャドウ・ダンス』で作家活動を始めた。第3作の『さまざまに感じる』がサマセット・モーム賞を受賞。その賞金を手に1969年に来日し、2度の一時帰国をはさんで1972年まで日本に滞在した。現代イギリス文学を代表する作家として高く評価され、幅広い層に人気がある。彼女の執筆活動は、小説をはじめとして戯曲や脚本、詩、評論やエッセイ、子供向けの本など幅広い
キース,エロス[キース,エロス] [Keith,Eros]
アメリカのコロラド州デンバーで育ち、シカゴ芸術大学、シカゴ大学で学んだ。数多くの子供むけの本の挿絵を描いている。ニューヨーク市に住み、絵はシェパード・ギャラリーに展示されている
榎本義子[エノモトヨシコ]
1942年、神奈川県生まれ。早稲田大学文学部卒業。ニューヨーク市立ブルックリン・カレッジ修士課程修了。フェリス女学院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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