内容説明
サン=テグジュペリと死の前奏、著者の生家に残る古文書を読み解いた艾菖、故郷に出土した縄文土器、サイゴンの難民の夢を背負った医師・玉蘭さん、死を以って訴えた原爆詩人…等。日々の底から紡ぎ出された珠玉集。
目次
ニコライ・ネフスキーの死について
ネフスキーの西夏
幼院(すてごやくしょ)―十八世紀末ロシアの「ゆりかご」
吾木香の人三ヶ島葭子
公憤と思慕と―柳宗悦と朝鮮
花を秘めて―内藤濯と『星の王子さま』
雪の間より艾菖を取る―雪国のくらし
雪のふる里
火焔型土器
光の谷の星となって―『アフガニスタンの大地とともに』伊藤和也遺稿・追悼文集〔ほか〕
著者等紹介
上原アイ[ウエハラアイ]
1932年新潟県に生れる。1953年昭和女子大学短期大学部国文科卒業。公立学校共済組合本部勤務ののち、1967年より2001年まで自営(古美術喫茶「明日香」)。1983年同人誌「文芸復興」同人となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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