内容説明
認識論、国家論、階級論、権力論など多岐にわたる論点と側面を解きほぐし、かれらが何百回となく階級や階級闘争を語りながら、結局は科学的社会主義理論の基本的見地を否定するものでしかないことを論証する。ネオ・マルクス主義の研究と批判。
目次
第1篇 アルチュセールのイデオロギーと理論(アルチュセールの認識論;イデオロギーとはなにか;アルチュセールのイデオロギー論;アルチュセールと史的唯物論―国家論と重層的決定論)
第2篇 プーランツァスの国家論、階級論、権力論(史的唯物論と国家;国家の一般理論;プーランツァスの国家論の方法;プーランツァスの階級論の基礎をなす基本的カテゴリー―生産様式と社会構成体について;科学的社会主義における権力および国家権力;プーランツァスの権力の一般的意味;権力的関係にもとづく闘争と階級闘争;イデオロギー的国家装置とイデオロギー的権力;権力国家)