『歎異抄』の唯円とその周辺―ひとつの唯円擁護論

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  • サイズ A5判/ページ数 383p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784886114211
  • NDC分類 188.72
  • Cコード C0021

内容説明

親鸞の語録を書きとめ、『歎異抄』を著したとされる直弟子、唯円。仏恩報謝、悪人正機など法話を流麗な筆致によって再現し、不朽のものにした。まさしく『歎異抄』は、弟子の血となり肉となった信仰の書である。しかし唯円は、まるで自分をかき消すかのように、歴史の闇へと姿を消した。彼が生きた乱世にも似る末法濁世の現代にあって、その謎に満ちた生涯と足跡を、著者は大胆な仮説と細密な論証によって解明した。唯円研究の決定版。

目次

第1章 帰洛後の親鸞
第2章 様々なる「唯円」
第3章 唯円の周辺
第4章 「即身成仏」と「如来等同」に対する唯円の関わり方
第5章 自然法爾
第6章 悪人正機説

著者等紹介

杉浦銀策[スギウラギンサク]
1933年青森県生まれ。職歴:東京都立大学名誉教授・駒澤大学元教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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