内容説明
心を閉ざし、ひきこもる若者たち。退行、薬物、遮断、希望をキーワードにしたカウンセリングで、数多くの相談事例に成果をあげてきた著者が、いかにして思春期の心を解放するかを詳述する。
目次
1 ひきこもりの心理臨床(自己表現できない少年たち;「不安」はどこから来るのか;「不安」症状改善の四つの方法;家庭内暴力と対応法)
2 無気力からの脱出(無気力と身体の関係;自己を表現する力を養う;子どもが元気を取り戻せば親も救われる;「ひきこもり」にさせないために)
3 心を開く(心的抑圧からの心の解放;生体リズムとストレス「圧」;ストレスに強くなる;不安感と挫折からの脱却;カウンセリングによる立ち直り)
著者等紹介
井上敏明[イノウエトシアキ]
1935年京都市生まれ。立命館大学大学院修士課程(文学研究科哲学専攻)修了。現在、神戸海星女子学院大学教授、六甲カウンセリング研究所所長、六甲スクールレススクール主宰。教育臨床的カウンセリングと評論において全国的に知られる。とりわけ、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌等の発言は鋭く、ユニークである。他に兵庫県青少年問題協議会委員、兵庫県警察本部心理相談顧問、芦屋市・尼崎市教育委員会教育相談顧問などでも幅広く活躍中。また、1989年には長年の研修の功績により神戸税関長賞を受賞
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