オシム 終わりなき闘い

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784140816608
  • NDC分類 783.47
  • Cコード C0095

内容説明

不可能と言われた民族融和を果たし、ボスニア・ヘルツェゴビナをW杯初出場へと導いたイビツァ・オシム。病に倒れ帰還した祖国での闘いとは―人間オシムの「その後」を長期取材で追ったノンフィクション。

目次

第1章 オシムの涙(サラエボの変貌;リヒテンシュタイン戦 ほか)
第2章 正常化委員会とは何であったのか(民族対立とサッカー;ドディク(セルビア人共和国=スルプスカ共和国大統領)との対話 ほか)
第3章 ズマイェビの素顔(代表監督サフェト・スシッチ;W杯を決めた男 ほか)
第4章 ブラジルW杯とスルプスカの葛藤(10番はマイノリティ内マイノリティ;出発の日 ほか)

著者等紹介

木村元彦[キムラユキヒコ]
1962年愛知県生まれ。中央大学文学部卒業。ノンフィクションライター、ビデオジャーナリスト。東欧やアジアの民族問題を中心に取材、執筆活動を続ける。著書に『オシムの言葉』(2005年度ミズノスポーツライター賞最優秀賞作品)、『争うは本意ならねど』(集英社インターナショナル、2012年度日本サッカー本大賞)等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あちゃくん

21
日本代表監督時に病に倒れられてから、たまに元気なお姿はテレビで拝見していましたが、その裏で母国のためこんなに活躍されていたとは知りませんでした。彼の人間性に感動させられました。ほんと長生きしてほしいなぁ。2015/02/04

しんさん

6
民族紛争とフットボール。「終わりなき戦い」とは、オシムさんのフットボールを守るための戦いであり、セルビア系、クロアチア系、ムスリム系が果てしなく争う民族紛争のこと。読んでて胸が痛くなる。悲惨な環境の中、ユダヤ人とロマはさらに少数派として差別を受けている。つらい。2024/04/27

ろまりお

6
サッカーやってることに感謝。 してなかったら多分このシリーズにたどり着いてないし、旧ユーゴの悲劇も実感がないままだったろうな。 でも、サッカーファミリー以外にも読んで欲しい一冊。2015/03/14

jaiose

6
体に鞭打ってサッカー協会を一つにまとめたオシム氏に頭が下がります。責任を取らない日本サッカー協会の体制にもメスを入れて欲しいが酷なお願いですね。彼のニュースや関連本からは相手の背景(国籍や宗教など)で偏見を持たない人格と誰からもリスペクトされるカリスマ性のようなものを感じます。2015/03/01

華形 満

5
オシムというよりボスニア(旧ユーゴ)紛争についてのルポルタージュという印象の一冊。あくまで、サッカーというキーワードを軸にしているので, この複雑な民族・宗教問題も判り易く、とても興味深く読めた。作者のノンフィクションライターとしての実力も大いに評価したい。 オシムという人の偉大さにただただ感銘。こういう人が日本には見当たらないなあ。。それが残念。我が国の代表監督を続けてくれていたら? ところが同郷のハリル・ホジッチがサムライブルーの監督に就任し2連勝発進・・とても偶然とは思えない!2015/04/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9246145
  • ご注意事項

最近チェックした商品