内容説明
差別の壁は、まだまだ厚い。それでも、勇気をもって一歩踏み出した女性たちによる仏教再生への願い。
目次
第1部 仏教におけるジェンダーイコールへの視点(蹴っ飛ばしたい現実;真宗大谷派における「坊守問題」について―勝手に総集編;寺を追放される女たち;命のつながりの中で―お坊さんの国際協力NGOでの体験から;「女人性」という差別 ほか)
第2部 本音でトーク―いまを生きる仏教をめざして(僧侶住職の妻という立場;「セクハラ」と仏教教団;妻の立場;時代と環境の制約;子育ては夫婦の仕事 ほか)
座談会 いま女性仏教者に何ができるのか―「ホンネでTalk」を終えて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
56
【教団に身を置いてあえて異議申し立てをすることは、危険と隣り合わせである】仏教界で差別の壁はまだ厚い。本来、釈尊の教えに男女の差別観はないはず。差別の壁をなくそう踏み出した、仏教界の宗派を超えたネットワークを構築した女性たちの記録。2004年刊。<私たちはジェンダーイコールな仏教を現代の日本に再創造することを目指してきた。もちろん、それが一朝一夕に実現しないことはわかっている。しかし私たちは教義と制度両面での変革を視野に入れて、現代仏教界の性差別的なジェンダー観に対して異議申し立てを続けてきた>と――。⇒2024/08/05
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