内容説明
非暴力の「無限の可能性」を語る池田SGI会長と平和運動家エスキベル博士。
目次
第1章 人権闘争―壮大なる勝利のドラマ(民衆の“苦悩の歴史”に終止符を;抵抗運動の長い道のり ほか)
第2章 地球を結ぶ民衆の力(ラテンアメリカから見た世界;権力は「民衆の台頭」を抑える ほか)
第3章 非暴力の精神の継承(「平和の闘士」を心に抱いて;わが人生に「特別の意味」をもつ人 ほか)
第4章 女性―“生命の世紀”の担い手(「個人主義の社会」に「連帯の文化」を;女性の果たす役割に期待したガンジー ほか)
第5章 青年―「平和の文化」の大建設を(核兵器は絶対悪―広島への思い;平和のために「指導者革命」を ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ロビン
15
アルゼンチンの人権活動家で1980年度ノーベル平和賞受賞者のエスキベル博士と、池田大作創価学会名誉会長とが編んだ対談集。軍事政権下で投獄され拷問を受けたエスキベル博士の壮絶な獄中闘争の逸話は余りに尊く、言葉もない。エスキベル博士が池田先生に贈った言葉「私は、私の信頼する人が非難され、悪口を言われ、圧迫されているときは、その人に何も言いません。しかし、その人が、だれからも非難されなくなったときは、私は不満を述べるでしょう」ー正しい戦いをしている者には必ず迫害がある、との達観は境涯が高すぎるの一言である。2021/09/13