内容説明
ユーラシア大陸を東西に横断する、世界一長い鉄道として名高いシベリア鉄道について、その歴史、現在の様子、使用機材の変遷などを紹介。
目次
第1章 シベリア鉄道前史―黎明期のロシア鉄道(ロシア鉄道の起源;初めての汽車は別荘地へ―ツァールスコエ・セロー鉄道 ほか)
第2章 シベリア鉄道の歴史―誕生から現在まで(冒険者たちが夢描いた“鉄のシルクロード”;世紀の大事業、始まる ほか)
第3章 シベリア鉄道の旅、その歴史と現在(シベリアを旅した人々―旅行記に見るシベリア鉄道;シベリア横断特急「ロシア号」 ほか)
第4章 シベリア鉄道の基礎知識(難しい“シベリア鉄道”の定義;列車と車両 ほか)
著者等紹介
藤原浩[フジワラヒロシ]
1975年大阪府生まれ。鉄道・旅行ライター。慶應義塾大学文学部国文学専攻卒。旅行雑誌やガイドブックなどに多く執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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yoneyama
12
1904年日露戦争時、まだバイカル湖付近の鉄路はつながっておらず、氷上にレール敷いたりで兵員を輸送した。そもそも、日清戦争は、日本の「恐露思想」が発端という見方も。福島安正将軍単騎横断。鉄道完成までの歴史がシベリアの開発史としてよくまとまっている。鉄道が開通し、民間人が平和に行き来した1920-30年代の与謝野晶子や林芙美子の話を読んでみたくなった。後半は地球の歩き方ライターのテツオとしての実践的な臨場ルポあり。乗るなら冬にシベリア捕囚地図を手にしたい。はまなすや北斗星よりイマイチそう〜。2023/01/02
けいちか
0
ロシアに長く住んでいるのに、乗ったことのないシベリア鉄道についての本。今年知り合いがモスクワからうラジオまで乗ったので、いつか元気な時に乗ってみるかね。。。ロシアの鉄道の歴史など、詳しく書かれていて興味深かった。2012/12/29
紙魚
0
いまだ整備の行き届かない日露戦争時でさえ百万の兵士を極東に運んだシベリア鉄道。この開通になんとか先だって開戦したかったのも頷ける。ロシアの鉄道黎明期からバム鉄道開通までの敷設の過程や、観光案内さえも載っている。本書はシベリア鉄道に限らず、ロシアの鉄道史の入門となるだろう。2009/02/26
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