内容説明
抽象絵画の先駆者と呼ばれるカンディンスキーの業績と思考を追いながら、20世紀以降の前衛芸術運動の流れについても解説。
目次
第1章 ミュンヘンのブレイク・スルー(「青騎士」展開催;生い立ち;作風の変化)
第2章 消える対象、増す響き(抽象絵画とは何か;言語としての絵画;総合芸術の思想)
第3章 バウハウスで(ロシア革命とアヴァンギャルドの波;ヴァイマールのバウハウス;デッサウのバウハウス)
第4章 戦時下のパリ(バウハウスの最期;パリに暮らす;最晩年の作品)
著者等紹介
江藤光紀[エトウミツノリ]
一橋大学社会学部卒、同大学院社会学研究科修了。博士(社会学)。音楽評論家として日本経済新聞(夕刊批評欄、2006~)、クラシックニュース(ウェブマガジン、1998~)に継続的に寄稿するほか、雑誌、CDライナー、コンサート・プログラムなどを多数執筆。またザルツブルク・モーツァルテウム管首席奏者ベルンハルト・クラバッチ(Fl.)、ラインホルト・マルツァー(Ob.)両氏によって初演された『アルカディアの風』(2002)を始め、室内楽曲を多数作曲。ここ数年は及川馥氏のテクストによる歌曲に集中的に取り組んでいる。愛国学園大学人間文化学部講師を経て、現在、筑波大学人文社会科学研究科講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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