内容説明
ムソルグスキーの生涯を主要作品を中心に概観した一冊。「展覧会の絵」では、これまでの通説を実証的に覆す、新たな分析を紹介。
目次
第1章 未来の作曲家
第2章 「力強い一団」と共に
第3章 ロシア・オペラの最高峰「ボリース・ゴドゥノーフ」
第4章 「展覧会の絵」
第5章 充実の年
第6章 新たな岸辺を目指して
著者等紹介
一柳富美子[ヒトツヤナギフミコ]
東京外国語大学ロシヤ語科卒業、東京芸術大学大学院音楽研究科修士課程修了。1985~87年モスクワ大学及びモスクワ音楽院留学。音楽学専攻(ロシア音楽)。現在、和光大学・上智大学講師。ロシア音楽史・ロシアオペラ・ロシアピアニズムが専門。新聞雑誌執筆多数。1990~98年朝日新聞CD紹介コラム担当。2003年より「ロシアン・ピアノスクールin東京」をプロデュース、歌劇・声楽作品の発声指導、音楽通訳・翻訳・字幕も手がけ、邦訳したロシア作品は大曲だけでも50を超える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Decoy
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これまで知られていなかった、あるいは誤解だらけだったムソルグスキーの生涯と作品についての非常に分かりやすい解説。画家たちとの交流と相互影響が興味深い。“最もロシア的な作曲家”だったのではなく、ムソルグスキーの切り拓いた道が“ロシア的”とみなされるようになった。すなわち、真の天才。2015/02/24
けいちか
0
今までムソルグスキーの音楽を特に注意して聴いたことはなかったし、意識したこともなかったが、とりあえずどんな人だったのか気になったので、読んでみた。作品についての解説もあり、そのうちちゃんと音楽を聴いてみようと思った。2008/08/11