内容説明
ガーデニング熱の高まりと共に注目を集めるロシアの庭園について、その歴史・ロシア人の空間感覚などを解説。またモスクワやペテルブルクの有名な庭園を写真と図版で紹介、ガイドとしても便利な一冊。
目次
１ 庭園のロシアへ
２ モスクワを中心に―貴族の庭園（コローメンスコエ：リューリク朝の昔より；ツァリーツィノ：廃墟に嗤うフリーメーソン；クスコヴォ：貴族の整形庭園；オスタンキノ：農奴劇場の悲哀 ほか）
３ サンクト・ペテルブルグを中心に―ツァーリの庭園（夏の庭園：ヨーロッパ文化を学べ！；ペテルゴフ：海と噴水の競演；ツァールスコエ・セロ：皇帝たち、それぞれの夏；パーヴロフスク：風景庭園の頂点 ほか）
著者等紹介
坂内知子［バンナイトモコ］
愛媛県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。大学非常勤講師。専門はロシア文化史、ペテルブルグ史（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けいちか
0
ロシアではウサージバという邸宅＋庭園というスタイルが１８世紀、１９世紀に貴族の間で流行っていて、今でも残っているものが多く、それらを見学に行くのは楽しい。その案内書のようなものかと思って取り寄せてみたブックレット。知っていることも書いてあったし、知らないことも書いてあったので、なかなか良かったかも。でもウサージバについてのブックレットではなかったので、建物の薀蓄が少なかった。2008/04/09
