内容説明
「世界史」を創出したモンゴル帝国以降、世界で２番目の社会主義国となる２０世紀までの波乱に満ちた歴史を「モンゴル民族解放運動」の視点から解明する。
目次
モンゴル民族の分布状況
第１章 モンゴル民族解放運動（清朝のモンゴル支配；「シャンバラ伝説」と「アムルサナー伝説」；辛亥革命と「モンゴル国」独立宣言）
第２章 モンゴル革命（ロシア革命とカルムイク及びブリヤート；モンゴル人民党の結成とモンゴル革命；コミンテルンの指導と「人民共和国」独立宣言）
第３章 モンゴル人民共和国（内モンゴル問題とコミンテルンの指導強化；人民革命党の「左右の偏向」とチョイバルサン独裁；人民共和国承認と「内蒙古自治区」成立）
結びに代えて 「モンゴル国」再興と粛清追悼記念館の創設
著者等紹介
生駒雅則［イコママサノリ］
１９５３年生まれ。学歴、大阪外国語大学ロシア語学科及びモンゴル語学科卒業。神戸大学大学院文化学研究科博士課程社会文化専攻修了（単位取得退学）。現職、大阪外国語大学非常勤講師。専攻分野、近代露蒙中関係史、モンゴル近現代史
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感想・レビュー
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芦田均らしきサムシング
1
時系列が飛んでいて初学者には不向きだが興味深い研究が少ないページ数の中に数多く記されている本。買うにしても専門書の少ないモンゴル近現代史の中ではお手頃な価格。2012/09/17
