目次
一枚の写真と二、三の言い訳
帝政時代のロシア・サッカー
十月革命後のクラブの再編
バスク代表のソ連遠征
スタロスチン兄弟とスパルタクの台頭
内務人民委員ベリヤの復讐戦
戦時下でのサッカー
粛清の時代の救いとしてのサッカー
偉大な作曲家のサッカー狂い
詩人の息子とサッカーの統計〔ほか〕
著者等紹介
大平陽一[オオヒラヨウイチ]
1955年三重県生まれ。東京外国語大学修士課程終了。天理大学国際文化学部助教授
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感想・レビュー
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Taq Asaq
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オノプコ、カルピン、モストヴォイら、僕らにとって懐かしい選手が活躍していた2002年、日韓W杯直前に書かれた、ロシアサッカーの歴史についての簡略なガイドブック。ディナモとスパルタクの対立には、ソ連の体制派と反体制派の対立が影響しているとか、社会主義的イデオロギーを背景にした勝利絶対主義、伝説的ストライカー・ストレリツォフや名キーパー・ヤシンのエピソードなど、短いながら、サッカーがロシア社会と密接に結びついていたことが分かって面白かった。日本では、ここまでサッカーが社会の深層に突き刺さってはいないよな。2014/02/11
辻井凌|つじー
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ソ連のサッカー事情が知れて面白かった。詳しい書評はnoteに。 https://note.com/nega9clecle/n/n8e687862b50a2024/01/16