内容説明
今なお日本の経済に大きな功績を残す昭和・平成の世の流通革命。苛烈をきわめた従軍経験、戦後の闇市を経て「安売り哲学」を掲げ、日本一の流通グループとなったダイエー・中内〓。そして、「これ、なんぼ?」「えーい、100円でええ」偶然のドラマから100円ショップを作り出し、国内外で拡大を続けるダイソー・矢野博丈。創業者たちの歩んだ道のりを追う。
目次
プロローグ ダイエー中内〓とダイソー矢野博丈
第1章 苛烈をきわめた中内〓の青年時代
第2章 矢野博丈の青春
第3章 スーパーのパイオニア、ダイエーの流通革命
第4章 よりいい商品を大量に、一〇〇円SHOPダイソーの展開
第5章 栄光と転落、中内〓の晩年
第6章 怒濤の海外展開と社長の交代
著者等紹介
大下英治[オオシタエイジ]
1944年6月7日、広島県に生まれる。1968年3月、広島大学文学部仏文科卒業。1970年、週刊文春の記者となる。記者時代「小説電通」(徳間文庫)を発表し、作家としてデビュー。さらに月刊文藝春秋に発表した「三越の女帝・竹久みちの野望と金脈」が反響を呼び、岡田社長退陣のきっかけとなった。1983年、週刊文春を離れ、作家として独立。以降、政治経済から芸能、犯罪、社会問題まで幅広いジャンルで創作活動をつづけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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