出版社内容情報
本書は、『もういちど読む山川世界史』を読み、さらにもう少し深く歴史を知りたいという読者の要望にお応えし、『詳説世界史研究』をベースに、アジア編とヨーロッパ・アメリカ編の2冊に分けて歴史を紹介するものを用意いたしました。
『詳説世界史研究』は、政治史や国際関係史を軸に古代から現代までの世界を、オーソドックスな内容で、かつ最先端の研究成果に十分目配りした概説書です。ただそれだけに、どうしても厚くなり、自宅や図書館で読むならともかく、簡単に手にしにくいのは確かです。そこで、その内容を精査して簡易化し、ビジネスパーソンはじめ世界史に興味を持った読者が手に取り、読みやすいように再編集しました。
歴史への関心は、古代から現代までのプロセス、つまり現代はどのようにして形成されたのかを知りたいというところに大きな目的があります。このことを考えると、2分冊する方法として時代で分けるのではなく、アジアを中心とした東洋と、ヨーロッパ・アメリカを中心とした西洋に分けるという方法を採ることにしました。この方法にも批判はあるでしょうが、すくなくとも18世紀末までは、東洋と西洋はそれぞれ相対的に的世界であったのも事実だからです。その意味でも東洋と西洋を合わせて読んでいただければ幸いです。
アジア編ではオリエントからイスラームにつながる西アジア、中国・朝鮮・日本を含めた東アジア、インドを中心とした南アジア、東南アジアの諸国、そしてアフリカを網羅し、それぞれ独自の価値観を持って紡がれたアジアの歴史をたどります。
ヨーロッパ・アメリカ編ではヨーロッパ、北アメリカ、南アメリカ、近代以降のソ連圏中央アジア、オセアニアを扱い、古代地中海世界にはじまる「西洋世界」が、現代に至るまでどのような道を歩んできたかをみていきます。
内容説明
ヨーロッパ・北アメリカ・南アメリカ・近代以降のソ連圏中央アジア・オセアニア。古代地中海世界にはじまる「西洋世界」は、現代に至るまでどのような道を歩んできたのだろうか。
目次
第1部 古代地中海世界
第2部 ヨーロッパ世界の形成と発展
第3部 世界の一体化とヨーロッパ
第4部 近代のヨーロッパ・アメリカ社会
第5部 帝国主義と二つの世界大戦
第6部 冷戦とその後の欧米
著者等紹介
木村靖二[キムラセイジ]
東京大学名誉教授
岸本美緒[キシモトミオ]
お茶の水女子大学名誉教授
小松久男[コマツヒサオ]
東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mikarin
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takao