内容説明
国や地方自治体は、企業経営と異なる会計ルールで動いている。これが一般的に言われる「公会計」である。本書は、地方自治体の会計を発生主義・複式簿記のプラットフォームにのせるために、開発された「基準モデル」を解説している必携の1冊です。「公会計財務諸表」を作成し、分析するまでのポイントも整理できます。
目次
第1章 公会計改革の課題と「基準モデル」―今、日本で何が起こっているのか
第2章 「基準モデル」と地方自治体経営―地方自治体の救世主になるか
第3章 K市に見る「公会計改革」成功レポート―「市民の金庫番」の自覚が基準モデル導入を円滑に
第4章 公会計処理「変換パッケージPPP2.1」の実演―システム導入ステップとそのポイント
第5章 「財政健全化法」と「公会計」の関係―健全化法と公会計は車の両輪だと考えよう
第6章 「連結財務書類」の導入手順―何から手をつければいいのか
著者等紹介
松村俊英[マツムラトシヒデ]
早稲田大学政治経済学部卒業後、地方銀行入行。その後(社)日本経済研究センターへ出向。日本経済の潜在成長力、中期経済成長などの推計を担当。1997年にパッケージソフト開発のウッドランド株式会社入社。その後、ウッドランド社内で「ABC(活動基準原価計算)プロジェクト」に携わり、管理会計・会計問題のエキスパートに。2003年に株式会社ABM代表取締役。2008年からは株式会社パブリック・マネジメント・コンサルティング代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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