中公文庫<br> 鋏の記憶

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中公文庫
鋏の記憶

  • 今邑 彩【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 356p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122056978
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

内容説明

物に触れると所有者の記憶を読み取ることができる「サイコメトリー」能力を持った、女子高生の桐生紫。その力を生かして、周囲で起こった四つの怪事件の捜査を手助けすることに。殺人、失踪、家族の秘密…「物」だけが真実を知っている!傑作ミステリー。

著者等紹介

今邑彩[イマムラアヤ]
1955年(昭和30)、長野県生まれ。都留文科大学英文科卒。会社勤務を経て、フリーに。1989年(平成元)年鮎川哲也賞の前身である「鮎川哲也と十三の謎」に応募し、“十三番目の椅子”を『卍の殺人』で受賞。以降、推理小説を中心にホラーなどを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nobby

156
冒頭に〈サイコメトリー〉の説明があってから始まる連作短編集。確かに4篇ともに超自然的な能力が描かれるが、決してメインとして頼り過ぎずに、捜査のきっかけにトドメにと多種多様な扱われ方するのが面白い。あくまで人物リンクでの連作に留まる構成がまた、各話毎の終盤の捻りを上手く演出している。一番の好みはミステリ度高い「三時十分の死」終盤浮き彫りになる事柄への伏線の数々には見事に唸らされた。一方で、まさかのファンタジー展開な「猫の恩返し」やり過ぎとも感じさせながら終始微笑ましく読めるのが素敵!軽く気楽に楽しめる良作♬2020/12/19

セウテス

96
SFミステリのスタイルで、サイコメトリー能力を持つ女性と従兄弟の警視庁刑事のコンビが活躍する4作の短編集。4作品ともサイコメトリーにより事件が動く事には変わりはないのだが、その使い方に違いがある。「三時十分の死」は直接犯人の物から読み取るため、謎を解いて犯罪を立証する方に推理が必要で、伏線からしっかりミステリを楽しめる。「鋏の記憶」は、むしろ鋏の方から隠された犯罪を明らかにして欲しいという思いを描いている様で、どちらかと言えば人間的な問題を強く感じる。能力を使い、謎解きの設定を構築するのは難しいのだろう。2020/08/07

アッシュ姉

80
サイコメトリーの女子高生と従兄の刑事が怪事件の真相に迫る連作集。物に触れると持ち主の記憶や感情を読み取ることができる少女が主人公で、朱川さんのわくらばシリーズのような切ない感じか、怖い話かと思っていましたが、今邑さんらしいミステリとユーモラスな会話が楽しめて面白かったです。キャラクターもくどくなく、さらりとしてていい。好みの雰囲気「弁当は知っている」と「猫の恩返し」が良かったです。これで今邑さんの短編集はコンプリート。不動のマイベストは『よもつひらさか』。2018/04/20

さっこ

75
連作4編。高校生の桐生紫と従妹で警視庁刑事の桐生進介が主人公。紫はサイコメトラーで事件解決につながるのだけれど、そこまで超能力をメインに置いていないので純粋にミステリを楽しめました。人の悪意を描いたものから、親のせつない愛を感じるものあり楽しめました。表題作が一番好みでした。2020/11/29

金吾

63
○さらりと読めるミステリーです。主人公がサイコメトラーながら多用せず、性格的にもいい感じがしますので、話はきついところもありましたが、穏やかに読めました。「猫の恩返し」「三時十分の死」が良かったです。2022/04/19

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