内容説明
苦しみに勝つ笑いの発見。金大中氏救援活動をはじめ、人権擁護派としてひろく知られる著者のエッセイ集。軍事独裁政権下での苦難、北との対話など時代の空気を風刺と諧謔あふれる筆致で軽快に切り取る。
目次
第1章 自叙伝メモ
第2章 法窓の内と外
第3章 闇のなかで
第4章 歴史の曲がり角
第5章 海外手帖
第6章 政治の場の逆説
著者等紹介
韓勝憲[ハンスンホン]
韓国法務法人「広場」(LEE&KO)顧問弁護士、司法制度改革推進委員会協同委員長。1934年、韓国全羅北道鎮安生まれ、全州高校、全北大学校政治学科卒業。1957年高等考試司法科合格。法務部・ソウル地検の検事を経て、1965年弁護士を開業。1975年、中央情報部(KCIA)に拘束。反共法違反(筆禍事件)で服役、弁護士資格を剥奪。1980年、“金大中内乱陰謀事件”で拘束、非常軍法会議で懲役3年が確定。1983年復権、弁護士活動を再開。国際アムネスティ韓国委員会専務理事、韓国基督教教会協議会(KNCC)人権委員、民主憲法争取国民運動本部常任共同代表などを務め、民主化・人権運動に参与。放送委員会委員、言論仲裁委員会委員、著作権審議調停委員会委員、憲法裁判所諮問委員、中央大学校新聞放送大学院・延世大学校法務大学院客員教授、東学農民革命記念事業会理事長、韓国国語大学校理事長などを歴任
舘野皙[タテノアキラ]
1935年、中国大連生まれ、法政大学経済学部卒業。自由寄稿家、韓国語翻訳家。2001年10月、韓国文化観光部長官より「出版文化功労賞」を授与される。『出版ニュース』(毎下旬号)に「海外出版レポート・韓国」、『BOOXEN』(韓国)に「日本出版レポート」を連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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