内容説明
暮れる海―新潟県出雲崎町、夕陽―新潟県寺泊町ほか、海に沈む太陽をとらえた写真を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
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沈む光をただ見つめていたくて。夢の彼方へ。今日は晴れるはずだったのに雨。このひとときだけは光芒が海面を照らす天空からの贈り物。毎日通りすぎる海はいつもと同じように見えるけれど、あなたが風になったときのような茜色に包まれる。この先のことを思うと不安のシルエットは刻まれていくけれど、星になるために夜を待ちわびる。打ち寄せる荒波の後に訪れる凪が藍色の雲海の狭間で揺れ動いている。落陽。誰しもが出会い、哀しみがこみ上げ、紅く熱くなる時もある。陽光は夕月へ、水面に映る射光の先に夜が瞬きはじめる。今を大切に。にちりん。2023/02/18
獣狼ZAKI
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写真がとてつもなく綺麗。資料用に購入。2011/11/12