内容説明
映画・放送・アニメ・ゲーム…他国には容易にキャッチアップされないコンテンツ産業で国際的にも優位に立つ日本。「知的創造サイクル」の好循環システムをいかにして構築するかが今後ますます問われてくる。本書ではその方法論を「知的財産」と「コンテンツ産業」にわけ、政策学・社会学・経済学などさまざまな学術的アプローチにより課題と展望を浮かび上がらせる。
目次
第1部 知的財産編(知的財産の政策学序説―創造性と知的財産の経済学;知的財産政策の展開;日本の知的財産戦略;メディア政策―放送と通信の融合への展望)
第2部 コンテンツ産業編(コンテンツ政策のデザイン;文脈とユーザーの問題―コンテンツ創造に対するデジタル格差の影響;コンテンツ産業の東京集中と地方展開;コミュニティ重視型映像コンテンツ産業の法・政策・経営―イギリスの多様性戦略・教育訓練・知的財産権の視角から;コンテンツ産業(ビジネス)の会計・財務論
コンテンツとマーケティング)
著者等紹介
山崎茂雄[ヤマサキシゲオ]
福井県立大学大学院経済・経営学研究科准教授。専門分野:文化経済学、知的財産・コンテンツ政策、公共政策。京都大学経済学部卒、京都大学大学院法学研究科、京都大学大学院経済学研究科修了
宿南達志郎[シュクナミタツシロウ]
立命館大学映像学部教授。専門分野:メディア政策、情報経済、コンテンツ・マーケティング。京都大学経済学部卒、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)経営大学院修士課程修了、経営学修士(M.B.A.)、情報セキュリティ大学院大学博士後期課程修了、博士(情報学)。1975年にNTT入社後、NTTドコモUSA副社長、Harvard大学客員研究員、神戸大学大学院経営学研究科助教授、慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所教授などを経て現職
立岡浩[タチオカヒロシ]
花園大学社会福祉学部准教授。専門分野:コンテンツ&デザイン知財の法・政策・経営、公共非営利事業の法・政策・経営。東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻博士課程単位取得満期退学、博士(政策科学)、国際大学GLOCOM客員研究員、東京大学院国際保健計画学教室客員研究員、英スワンジー大学客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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