内容説明
本書は、11世紀頃の著作と考えられている中世インドの化学書または錬金術書の『ラサールナヴァカルパ』と、それに関連する論文を邦訳し、訳者の解説的小論(序章)を補足して、一本にまとめたものである。
目次
序章 インド錬金術について(錬金術の起源;錬金術の文献;東西の交流)
第1章 錬金術の起源とその伝播・交流(中世インドと中国の錬金術思想および化学思想の交流;中世インドと中国の錬金術思想および化学思想の交流;『ラサールナヴァカルパ』に述べられた卑金属への変成と、それと対応する中国の方法との比較;『ラサールナヴァカルパ』の辰砂の産地;ギリシア、アラビア、サンスクリット、中国の錬金術とその基本用語キム・プルシヤの語源〈答弁〉)
第2章 ラサールナヴァカルパ(水銀の無限の力)
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