わるい食べもの

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わるい食べもの

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  • サイズ B6判/ページ数 208p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784834253252
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「いい食べもの」はもうたくさん!
気高き毒気が冴えわたる、異色の食エッセイ


WEB連載中からじわじわファンを増やし続けた話題作が、ついに書籍化!
幼少期をアフリカで過ごし、デビュー作『魚神』が小説すばる新人賞と泉鏡花文学賞をダブル受賞。『男ともだち』でも高い評価を得るなど文芸界のフロントを駆ける作家が、「食」をテーマに幼少期の記憶から創作の裏側、世の中への疑問まで多彩につづる初のエッセイ集。
「いい食べもの」情報が氾濫する今だからこそ、「わるい」を追求することで食の奥深さを味わい、ひいては生き方そのものを問う意欲作。

【内容紹介】
●アフリカ時代に経験した、米とアイデンティティの関係性…「おかかごはん」
●お洒落カフェで体にいいメニューを選んだら「鳥の餌」になった話…「『いい』食べもの」
●映画『グラディエーター』における衝撃の食シーン…「パンを投げる」
●食い尽くすはずが「食われた」、尾道の思い出…「ひとり旅」 etc.

【各氏絶賛!!】
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チハヤは、見た目こそお洒落さんだが、中身は偏屈なジジイだ。
彼女が自分を基準に普通だと思っていることは、たいがいおかしい。
そんなチハヤがあるとき真顔で、
「エッセイってどう書くのかわからなくて……」と言った。
何を言ってるんだ、こんな凄いものを書いておいて。
千早茜はやっぱりおかしい。―― 作家・村山由佳
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ユーモラスな毒と愛を持って綴られた食べ物たちは、
驚くほど魅惑的だ。
千早茜さんのエッセイは、日常的な食事さえも、
特別な一口に変えてしまう。―― 作家・島本理生
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【著者プロフィール】
千早 茜(ちはや・あかね)
1979年北海道生まれ。小学生時代の大半をアフリカで過ごす。立命館大学文学部卒業。
2008年「魚神」で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。同作で泉鏡花文学賞受賞。
2013年『あとかた』で島清恋愛文学賞受賞、直木賞候補。2014年『男ともだち』が直木賞候補、吉川英治文学新人賞候補となる。
近著に『人形たちの白昼夢』『クローゼット』『正しい女たち』など、共著に『犬も食わない』がある。本書が初のエッセイ集となる。


千早 茜[チハヤ アカネ]
著・文・その他

内容説明

「いい食べもの」はもうたくさん。気高き毒気が冴えわたる、異色の食エッセイ。

著者等紹介

千早茜[チハヤアカネ]
1979年北海道生まれ。小学生時代の大半をアフリカで過ごす。立命館大学文学部卒業。2008年「魚神」で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。同作で泉鏡花文学賞受賞。13年『あとかた』で島清恋愛文学賞受賞、直木賞候補。14年『男ともだち』が直木賞候補、吉川英治文学新人賞候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

539
なんとも食指のわかないタイトルだが、千早さんの初めてのエッセイだそう。しょっぱなのアフリカのウニから、一気に引き込まれた。わたしにも実は、タヒチで同じような経験があり。旅先でいっしょになった中国系カナダ人が、「ウニだ、ウニだ!」興奮してトゲトゲのウニ様(よう)のブツを潜って取って来てくれ、目の前で開けてみたら、、、全部空っぽだったというオチ。タヒチと違い、アフリカのウニにはちゃんと身が入っていたとのこと。今すぐ日本に帰って味わいたい食材がいっぱい。なにより千早さんの食に対する感性に惚れた。2020/01/19

シナモン

171
食に纏わるエッセイ。今まで勝手に抱いていた千早茜さんのイメージがひっくり返った。とにかくよく食べる!糖分にかける情熱にも驚いた。何も栄養にならなくとも、美味だけのために口に入れる嗜好品を愛する、ふわふわより堅いのが好き、みんなで食べて美味しいかどうかは自分が決める、お百姓さんが汗水垂らして~に疑問など共感部分もちらほら。面白い一冊でした。いや~それにしてもよく食べる!2021/02/08

❁かな❁

169
食にまつわるエッセイ♪食べるのお好きなのは知ってたけどここまでとは笑。実際お会いした時も華奢でスリムだったのでびっくり!1日ケーキ15個食べれたり、旅行中の食べ歩きなどすごい!美味しいものをより美味しく食べようとしたり、好きなものを食べたい時にいっぱい食べたりなど拘りを感じる。お茶が好きすぎてティーポットの気持ちのお話を書かれたこと、金沢の妹さんに会いに行き『魚神』を書かれたことも知れて嬉しい♡イルカを見て涙する気持ちもわかる!尾道、金沢、京都も行きたいな♫T嬢、O部長、月読マスター、姉御との関係も素敵♡2019/03/14

おしゃべりメガネ

166
千早さんの記念すべき初エッセイです。テーマは『食』で、とにかくひたすら食べ物のコトばかりでガンガン攻めて?きます。これだけ一貫したテーマで書き続けるのも、ある意味爽快ですね。そんなエッセイの中でも強烈に印象に残った文章がコチラ【小説に共感できないという感想について、共感なんてそう簡単にできない。小説とは自分の知らない世界や価値観をしるためにある。】さらに【無数の本の中で自分の半身のような物語に出会えたら、それは人生を支える宝物のひとつになる。そう感じる人がいれば物語に救われた恩を返せると信じている。】2019/01/15

モルク

160
食に関するエッセイ集。子供の頃生活したザンビアのこと、医療事務職で病院に勤務していた時のO部長、伴侶である殿、担当のT嬢、住んでいる京都、旅した地…それぞれ食べ物への著者の思い入れ(ある時は執念)が多岐にわたり書かれている。私も甘いもの大好きだけどケーキのはしごで10~12個?これは無理、せいぜい2、3個でもう勘弁してくれになると思うけど、千早さんはすごい!共感しまくりの本書だったが、ただ1つ、グルメ番組ふわとろ系ばかりだけど顎が限界系のものがあったらいいというのだけは、歯に自信のない私は共感できなかった2022/06/14

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