感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いこ
97
学生の頃、青森出身の友人がいた。普段は「怪しい標準語」で話してくれていたので問題なかった。しかし、夏休みに実家(青森)に帰省中の彼女に電話した。話が全然通じなかった。というより、もう何語なのかわからなかった。久々に帰省して「素」に戻った彼女。「あなた誰?」状態。大阪弁はそこまでではないと思っていた。芸人さんとかの言葉、普段から聞いているし。でも、この本を読んだら、知っている言葉が幾つかしかなかった。何人かいる大阪の読み友さんたちも「素」を出したら通訳が必要なのかな?そう考えると大ショックな読書であった。2023/04/20
Shoji
65
普通の生活のシーンでの大阪弁の機微を綴ったエッセイです。たとえば「おおきに」。喜びのニュアンスもあれば嫌味のニュアンスもあります。そやそや、なんて思いながら読みました。愉快に、短く簡潔に書かれており、楽しめました。素朴で暖かくて人情味溢れる大阪弁、いつまでも残って欲しいな。2017/04/23
kokada_jnet
60
1987年刊行。毎日新聞大阪版に連載されたもの。甲虫のことを「ぶんぶん」と妻が呼んでいたのだが、あれは大阪弁だったのか。どんくさい、ほっこり、えげつないなど、全国で通じるようになった言葉もある。2022/05/25
ばう
59
よく知ってる言葉、分かるけど使わない言葉、さっぱり分からない言葉…いろんな大阪弁を教えてくれる本。ですが40年近く前に新聞に連載されたものだからなのか、半分以上は分からなかったかも。何せ大阪で過ごしていたのはもう30年以上前。私自身大阪弁を使うと何やエセ大阪弁みたいな気ぃがして全然喋られへんようになってしもたし。脳内では喋れるんやけどねぇ。とりあえずたこ梅のさえずりが食べたくなりました。あと私はじゃんけんは「いんじゃんでほい」でした。2023/05/27
10$の恋
37
こないだ大阪の一心寺さんてとこにお参りに行きましてん。ほたらねきのべっこのお寺さんでこの本を見つけましたんや。(なんぼするんかいな?)て値ぇ見たら案外安すおますやん。なんやおもろそやなと思て買いましてん。わたいいらちやよってに、せっせせっせ読んだがな。ほんだら大阪弁120語を面白可笑しゅう紹介しとぉる、一気読みっちゅうやっちゃな。ほんま、まんまんちゃんにおおきにやわ。まぁ死語もたんとおまっけどな。いつも読メで標準語しか使てないさかい(笑)、ここで大阪弁をおもくそ使たった♪どないだ!ほな、さいなら。2023/04/11
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