感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nightowl
2
善意で全員を幸せにしようとすると途端に行き詰まる問題。どこかで切り捨てる悪人役が必要になる:「セツアンの善人」。そんなことは当たり前、と言い切っていいのか問い掛ける作品。p.63の"勉強します"は弁償の間違いでは。ブレヒトの比較的上演が多い作品なのでこれを機に有名になればと思う。「三文オペラ」は敢えてなのか"桃尻娘""けっこうけだらけ〜"等そろそろ祖父世代にならないと分からないフレーズが時折あり、もう翻訳が古びている気が...そこは長崎出版から新しく収録し直すなら変更してほしかった...2024/10/27
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- 和書
- 前科者 小学館文庫