内容説明
かつて、ソ連軍が侵攻したプラハで、ビートルズの「ヘイ・ジュード」を母国語で歌って抵抗し、民主化と平和を願った女性歌手がいた…。著者は、興味を抱いてきたこのような歴史的事実や文化の舞台に立ち、一歩踏み込んで眺め考える。切手と写真を添えて綴った「自分らしさのある旅」。
目次
第1章 ドイツ東部(1)ベルリンとポツダム(ベルリン;マレーネ・ディートリヒ ほか)
第2章 ドイツ東部(2)ベルリンからドレスデンまで(ヴィッテンベルク;ライプツィヒ ほか)
第3章 チェコ―プラハ(プラハ;マルタ・クビショヴァ)
第4章 ドイツ南部―ニュルンベルクとカルフとミュンヘン(ニュルンベルク;アルブレヒト・デューラー ほか)
第5章 オーストリア―ザルツブルクとウィーン(ザルツブルク;ウィーン ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Go Extreme
1
歴史と文化への情熱 高度な内容を秘めた切手 東西の意識格差 ベルリンの壁の取り除き 爛熟した文化都市ベルリンの象徴 ナチスへの協力拒否 ルターシュタットの宗教改革 バロックの美しき古都 原型通りの復元作業 プラハの歴史と街並み チェコの国民的歌手 自由を求める歌声 ドイツ・ルネサンスの巨匠 ゴシックとルネサンスの融合 息苦しい受験勉強の悩み ナチス独裁への抵抗 勇気ある白バラの活動 モーツァルトの生誕地 チターの哀愁漂うテーマ曲 旅から旅への流浪の人生 悲劇の皇妃エリザベート 歴史の深掘り2025/05/22
夢見ひつじ
1
ドイツ旅行前にドイツの歴史や文化を知りたくて読んだ。エッセイは読みやすく、取り上げられていた内容も面白く読めた。自分が行く地名が出てくるのでさらに楽しめたのかもしれない。今回、行かない場所についても読んでいるうちに行きたくなってしまったよ。他にもたくさん書いていらっしゃるようだから読んでみたい。あと切手!資料として掲載されているたくさんの切手が興味深かった2013/11/23