内容説明
新しい学習指導要領に示された「主体的・対話的で深い学び」、アクティブ・ラーニングを実効あるものとするための課題とは何か。これからの学習論、教育論とはどのようなものであるべきか。広岡亮蔵、上田薫、ヴィゴツキー、木村素衞の教育論をひもとき、めざすべきアクティブ・ラーニングの意味と実践を問い直す。
目次
第1章 アクティブ・ラーニングという教育改革
第2章 アクティブ・ラーニングがめざしているもの―二つの学力論の対立とその克服
第3章 問題解決学習と系統主義の統合―広岡亮蔵の学力論
第4章 問題解決学習はどのようなものであるべきか―上田薫教育論とその思想
第5章 学習と教育の相互的関わり
第6章 対話的で協同的な学びをめざして
第7章 教育における表現活動とその重要性―木村素衞の教育論
著者等紹介
佐藤公治[サトウキミハル]
北海道大学大学院教育学研究科修了。博士(教育学、北海道大学)。北海道大学大学院教育学院教授を経て、北海道大学名誉教授。専門:発達心理学・教育心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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