内容説明
本論は、銃保持・携帯権を規定している合衆国憲法修正2条が真に意味するところを探り、同条と現代社会における銃規制との現実的な妥協点を見出すことを目的とするものである。
目次
序論 合衆国憲法修正2条はアナクロニズムか?
本論(修正2条の条文解釈・考察;修正2条成立の歴史的・思想的背景;立法面から見た修正2条の成立過程;修正2条をめぐる判例考察;修正2条の州への適用と修正14条の「組み込み論」;修正2条と近代的銃器の普及;適正な銃規制の範囲;結論と提言)
著者等紹介
鈴木康彦[スズキヤスヒコ]
長野県出身。米国ジョージタウン大学法科大学院卒業。ヴァージニア大学教授・同評議員、ジョージメイソン大学大学院教授などを歴任、2002年退任。その間、ジョージタウン大学外交大学院世界リーダーシップ・セミナー企画委員及び講師、1980年、日米通商摩擦問題をめぐり参考人としてアメリカ議会で証言、1997年、英国オックスフォード大学に出講
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