感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MIKI(magicrose)
13
「子どものいうことをよく聞くことです」 これは、イギリスの言語学者ハリデイ氏に、著者が「子どものことばを育てる上で、何が一番大切だとお考えになりますか」とたずねた時の答えだそうです。"こちらからことばをかけるより、向こうのいうことに耳を傾ける方が大切だ"と。大人側から子どもへの「ことばがけ」の重要性は今でもよく強調されていますが、"子どものしぐさ、表情、顔色、音声など、ことばでないもので訴えているもの"を受け止めることの大切さはつい忘れてしまいがち。私もハリデイ氏のお話から教えられました。2019/06/17
Incisor
8
「ことば」は、子どもたちがまず母との関係性のなかで身につけていくという最初の章から心動かされる。本書は深く心に響くことばかりで、まさに著者からの「贈りもの」だと思う。「ことば」のぬくもり。「ことば」がつなぐ世界。その思いと活動には、子どもたちも、そして大人の心も支えられ、生きる力を与えられる。手作りの雪の結晶のブローチが載る雑誌を思い出し、あらためてじっくり眺める。2019/04/24
しずくちゃん
7
読み聞かせの仲間からのお薦めで読みました。改めて松岡さんの「ことば」に対する深く重く豊かな思いを受け止めることができました。子どもが心豊かに育つには、ことばを発する以前の保育者と子どもの感情をしっかり伝え合う関係の大切さ、そしてことばを発して学ぶ時期にはその言葉の環境を整えてあげる大切さ、そして子どもの言葉の世界に本を導き入れてあげる大切さを知りました。現代社会の氾濫する言葉の中にも心を支え、養い、人を生かす言葉があること、そんな「ことば」を私達大人は大切につかい子ども達に届けていかなければと思いました。2023/04/26
ぷりけ
7
読み聞かせのお仲間が貸してくれた本。絵本の読み聞かせを小・中学校と9年やっているけれど、著者も言っているように時代と共に子供の絵本を聞く姿が大きく変わってきていると実感する。読み聞かせの人たちとも、この話をよくしている。 言葉の1つ1つを大切にしようと思わせる一冊でした。2014/12/04
まあやん
6
赤ちゃんのうちから絵本を読む必要があるのかとちょっと疑問に思っていた。赤ちゃん絵本というものがたくさん出ているけれども、絵本を介してではなく、まずは眼を見る、声を聞く、生の声で話しかける、触れ合う、わらべ歌で楽しむことが大事。親子の信頼関係があってこその絵本だとあらためて思った。きちんと言葉で確認できてよかった。娘にも読ませたい。今回図書館本だけど、松岡さんの本は手元に置いておかないと。こんなじょうずに話せないので。 2016/04/05