内容説明
メディアが流す“リスク情報”はたいていの場合、何らかのゆがみ(バイアス)がある。その中でも最たるものが、遺伝子組み換え作物に関するニュースだろう―。同じ組み換え技術でもなぜiPS細胞は称賛され組み換え作物は否定されるのか?内外の専門家やジャーナリスト、有識者がその誤解を解く。
目次
1部 なぜ誤解はいつまでも続くのか?―遺伝子組み換え作物に関する論争
2部 日本ではなぜ理解が進まないのか?(遺伝子組み換え作物とは何か?;生産者と消費者の目;記者たちはどう見ているのか?)
3部 遺伝子組み換え作物の真実(つくり話からの解放;遺伝子組み換え作物は怖くない;21の問い;人間の進化と遺伝子の移動;巨大企業と表示の義務化論争;科学をゆがめているのは誰か?)
著者等紹介
小島正美[コジママサミ]
毎日新聞記者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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Aya Murakami
77
図書館本。動画サイトで知った本。 遺伝子組み換えの安全性…ああ…、私も特に論文の作者や引用元を特に調べなかったです。遺伝子組み換えに限らず作者の素性まで調べないことの方が多い…。 巨大企業が農業を支配するというのも大嘘みたいですね。農家にとってスポンサーは選び放題なのが実情みたいです。 大自然は遺伝子工学者というのも納得。進化ってそういうふうに行われますものね…。バクテリアの世界では遺伝子の水平移動が頻繁なのは初耳。 結論、虫食い不ぞろいが嫌なら遺伝子組み換えを食え。2022/05/19
或るエクレア
8
こういうの反対の人が多いけど科学的見地からは危険性は全くないことがわかった。また経済的にみても安く、人手も減らせて、除草剤や農薬も減らせて環境にも優しい。しかしネットで調べると反対の記事がほとんどで驚愕してしまう。反対意見のほうが刺激的で注目されやすいのはわかるが、もっと大人な議論はできないものか。2016/12/27
ソフトバンク
1
アメブロに書きました http://ameblo.jp/softank/entry-12284570349.html 2017/06/08