内容説明
泰斗、メディア、行政から国民に至るまで、エネルギー利用の勘違いが!わが国のエネルギー利用を世界に先駆けて究極のものにしつつ、日本の電力システム技術を世界の手本にして、国際展開を図ろうと提案する。
目次
第1章 電力という商品をどう理解するか(自動車工学専門家顔負けのセールスマン;電力事業は単に物質を売るビジネスではない;国の生命線、生き残り、コスト安定なエネルギー安全保障)
第2章 エネルギーチェーンを受給全体で最適化せよ(問題は「社会全体が勘違いしている」;エネルギーチェーン、ほしいものは電気やガスではない;熱利用の省エネ、業界を超える法則と燃料事業の将来;電力事業の矮小化;ヒートポンプ給湯器「エコキュート」の研究開発余話)
第3章 価格半減の電力ビジネス原理の創始(エジソンから大きな舵、S・インスル創始の電力ビジネス原理「技術と経営の統合」;電力ネットワークは単なる電力輸送・供給設備ではない;何がどれだけよくなるのか不明な分散型システム論;日欧の電力供給の比較と日本の供給予備力)
第4章 国力に貢献するエネルギー・電力事業(電力という商品は需要側から見よ;世界に先駆けてエネルギー利用を最適化、そして世界展開)
著者等紹介
浜松照秀[ハママツテルヒデ]
1943年島根県生まれ、工学博士(機械工学)。現職(一財)電力中央研究所・名誉特別顧問、UXSEP研究館代表。1970年慶應義塾大学大学院機械工学専攻修士修了。同年(財)電力中央研究所入所。エネルギー部長、需要家エネルギー課題推進担当、理事・横須賀研究所長、特別顧問等歴任。温排水対策、原子炉冷却システム、極低温ケーブル冷却、蒸気貯蔵など蓄熱発電システム、IGCC発電技術、給湯用新型ヒートポンプ研究開発等を研究。政府等諸公的機関の委員歴任。日本機械学会動力エネルギー部門功績賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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