エネルギーフォーラム新書
産業クラスターと活動体

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  • サイズ 新書判/ページ数 234p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784885554346
  • NDC分類 601
  • Cコード C0230

内容説明

クラスターというのは元々(ブドウなどの)「房」という意味であるが、ブドウの粒のように、ある産業の企業やその企業に部材やサービスを提供する企業、規格団体、研究機関、教育機関、産業振興を手掛ける自治体などが一定の地域に寄り集まっている状態を「産業クラスター」と呼んだのである。地域の総力を挙げてイノベーションを促進する。

目次

第1章 産業クラスターの概念と現代的意義
第2章 フィンランド・オウルのICTクラスター
第3章 福岡先端半導体クラスター(概要;名プロデューサーの大津留さん―ここ数年間の歩み;マスター、ドクターのジョブマーケットをフクオカにという安浦先生;情報の結節点にいる友景先生―半導体実装クラスターのリーダー)
第4章 真庭木質資源活用産業&観光クラスター(21世紀の真庭塾;木質資源活用産業クラスター;勝山のまちづくり;バイオマスツアー真庭の誕生と発展)
第5章 活動体の重要性

著者等紹介

笹野尚[ササノタカシ]
一般社団法人中部経済連合会調査部審議役。1960年三重県生まれ。一橋大学経済学部卒、日本開発銀行(現(株)日本政策投資銀行)入行。同行名古屋支店、経済産業省出向、同行国際業務部、調査部、東北支店、設備投資研究所、地域企画部などを経て、2013年7月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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うえぽん

1
著者は、多くの産業クラスターは、シリコンバレーのように自然発生的な物ではなく、産官学の活動体の意識的活動、つまりキーパーソンが地下茎で繋がって10〜20年のタームで努力し続ける事によって形成されてきたものと指摘。数年間での成果を期待する現在の地方創生議論に一石を投じるものと期待。これは感覚的には皆分かっているものだが、分かると実行するとでは大違いで、今危機意識を持っている地域がどこまでこういった成功例に続く事が出来るのか、今後20年をよく観察したいと思う。2014/12/28

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