内容説明
前IEA事務局長が綴ったエネルギー外交の舞台裏とエピソードが満載。
目次
第1部 国際エネルギー機関(IEA)事務局長時代の思い出(IEA事務局長選挙;IEAのミッション;ピークオイル ほか)
第2部 2011年3月11日以降、日本へ帰国して(3月11日に考えたこと;帰国後は外国人として発言・発信)
第3部 これからのエネルギー安全保障政策(イラン危機対応;EU型集団的エネルギー安全保障と原子力;再生可能エネルギー活用のための国内市場整備 ほか)
著者等紹介
田中伸男[タナカノブオ]
1950年生まれ。1972年東京大学経済学部卒業後、翌年に通商産業省(現経済産業省)入省。経済産業研究所副所長、経済協力開発機構(OECD)科学技術産業局長などを経て、2007~2011年8月まで日本人初となる国際エネルギー機関(IEA)事業局長を務める。2011年9月より日本エネルギー経済研究所特別顧問。現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆきまさくん
1
IEA事務局長であった田中伸男氏の現地での奮闘記。エネルギーの観点からみた日本の立場や動きがわかる。残念なのは、氏もふれているが、再選を確実視されていた氏が事務局長に再選されなかったこと。当時の日本のプレゼンスを考えれば、今となってはかえすがえす残念だと思う。2017/02/28
westwing
0
日本人初にしておそらく最後のIEA事務局長の著作。海外のトップとのやりとりや、表には見えてこない政策の裏事情が垣間見ることができ、面白い。日本に対しては、ずっと前から、広域送電網の整備を具申していたんですね。2014/02/11